達磨の目は左右どちらに入れる
普通はだるまの左目(向かって右)を入れます。
入れる順序は、密教の術語、阿吽(あうん)から来ています。 阿吽は、元々はサンスクリット語の最初の音(ア)と最後の音(ウン)を表し、それを物事の始めと終りにあてはめ、それをもって全宇宙を表すという壮大な考えに基づいています。それを口の形に象徴したのが、阿吽になり、寺院の門の両側にある「仁王像」や向拝の前にすえられている「狛犬」の像に見られます。向かって右は、口を開き、左は口をとじているのは、この二字を表し、聖域を守り、邪悪なものから私たちを退けてくれます。
招福の始まりに左目(向かって右)を、満願の折りには、右目(向かって左)を書き入れます。
※昔の看板は、向かって右から左に書かれました。右側が上座(始り)の様です。
- 横書きの看板 現在 宮川仏具店
昔 店具仏川宮 - 節句人形(雛人形) 現在 男雛-左側 女雛-右側
1.横書きの看板 現在 宮川仏具店
昔 店具仏川宮
2.節句人形(雛人形) 現在 男雛-左側 女雛-右側
昔 女雛-左側 男雛-右側
※ 現在の雛人形は、現天皇のご成婚の時の写真が、左側にと言う事で 現在の並び方に成ったそうです。
※ 選挙の場合はだるまの右目(向かって左)を入れる事が多いようです。当選時に目を入れる時に観衆から達磨の顔が良く見えるからと思われます。